有機農園ファーミン
 2022年水稲栽培履歴

栽培履歴では、資材の使用に関する作業及び主要作業を中心に記載しました。
また、下記の簡単な栽培履歴より詳しい水田ごとに分かる栽培履歴をご要望の方はメール、電話でお問い合わせください。
作業日 作業名 作業内容/説明 使用資材 備考
前年12月~本年1月  資材散布・耕起  本田に散布し、耕起します 米糠  無施肥圃場以外の圃場 
3月 EMボカシ作り 材料を混ぜて密封してEMで発酵させます 米糠、バイオノ有機、籾殻、EM活性液、天日塩
3月  籾殻ボカシ作り  材料を混ぜて密封してEMで発酵させます  米糠、籾殻、EM活性液  無施肥圃場用 
3月~随時 EM活性液作り  材料を入れてEM培養機で拡大培養します  EM1、糖蜜、天日塩、水 
3月   畦塗り   ほ場の畦を補修し水持ちを良くさせます     
4月~随時 光合成細菌培養  材料を入れて光合成細菌培養器で拡大培養します  EM3、エキタン有機、水 
4月 脱ボウ、風選  自家採取の種籾のノギをとり、選別します     
4月 種籾温湯処理、浸水 種籾を59℃の湯に10分浸けて各種病気の予防をし後、浸水させます
4月 播種、育苗開始 箱に入れた土に種籾を播き覆土し、積み重ねて発芽させ、発芽後育苗プールに並べます 山土、EM活性液、純粋木酢液
4月、5月 プール育苗  育苗プールに入水し安定的な育苗をします。又、水にはEM活性液、純粋木酢を入れて苗の健全化、phの安定化を計り、期間中4回バイオノ有機で追肥します  EM活性液、光合成細菌、純粋木酢液、バイオノ有機 有機育苗分 
4月、5月 折衷育苗  圃場で折衷育苗  EM活性液、光合成細菌、純粋木酢液、米糠 無施肥育苗分 
4月、5月 資材散布・耕起  本田に散布し、後に耕起します  EMボカシ、天日塩 無施肥圃場以外の圃場 
4月 資材散布・耕起  本田に散布し、後に耕起します  籾殻ボカシ  無施肥圃場 
4月末  入水  各ほ場順次入水  全圃場
5月 代かき 田植えまでに各ほ場1~4回 EM活性液、光合成細菌 全圃場
5月~8月  流し込み 期間中数回。取水口から水田に流し入れます  EM活性液、光合成細菌  全圃場 
5月、6月 田植 疎植で田植しながら、バイオノ有機を散布します バイオノ有機 無施肥圃場以外の圃場
6月 田植  疎植で田植    無施肥圃場 
6月、7月 除草 期間中1~3回。自作の機械除草機で田面を撹拌します 一部の圃場 
7月
散布 背負動墳で散布します バイオノ有機  一部の圃場
7月  流し込み  取水口から流し込み  エキタン有機  一部の圃場 
9月、10月 稲刈・天日乾燥  バインダーで稲刈りし、稲を杭に掛けて乾燥させます    天日乾燥分
9月、10月 稲刈・送風乾燥 コンバインで刈取り、乾燥機で送風のみで乾燥させます 低温乾燥分
         

 2022年の使用資材の説明

資材名 説明 資材名 説明
EM1 乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群、発酵系の糸状菌群、グラム陽性の放線菌群など人間や農業、環境にとって有用な微生物群 山土 育苗時に使用する天然土
EM活性液 EM1に糖蜜、天日塩、水を加え37℃で1週間程拡大培養したもの 純粋木酢液 炭を焼く時に出る液体を蒸留したもの
糖蜜 砂糖を作る際に出る残糖 EM7 有用微生物の代謝物質、植物抽出物、セラミックス、ミネラル
米糠 玄米を精米するときに出る米皮の粉末 エキタン有機 魚を煮詰めて煮汁から油成分を抜いたもの
EMボカシ 米糠、バイオノ有機、籾殻、天日塩、EM活性液を密封発酵させたもの 天日塩 海水を天日干してとった塩
籾殻ボカシ 籾殻、米糠をEM活性液で密封発酵させたもの
籾殻 米籾を脱穀するときに出る籾の殻
バイオノ有機 米糠と魚ソリュブルを混ぜてペレット状にした資材
光合成細菌(培養液) EM3を培養した光合成細菌主体の有用微生物群