有機農園ファーミン
2012年水稲栽培履歴 (9月15日時点)
→2007年 →2008年 →2009年 →2010年 →2011年
栽培履歴では、資材の使用に関する作業を中心に記載しました。また、作業の様子はフォトピックスでも紹介しています。
また、下記の簡単な栽培履歴より詳しい水田ごとに分かる栽培履歴をご要望の方はメール、電話でお問い合わせください。
作業日 作業名 作業内容/説明 使用資材 備考
前年年9月 EMボカシ作り 材料を混ぜて密封してEMで発酵させます 米糠、魚カス、オカラ、籾殻、EM活性液、天日塩、EMセラミクスパウダー
随時  EM活性液作り  材料を入れてEM培養機で拡大培養します  EM1、糖蜜、天日塩、水   
随時  光合成細菌培養  材料を入れてEM培養機で拡大培養します  EM3、魚ソリュブル、水   
3/1、2  脱ボウ  自家採取の種籾のノギをとります     
3/13 種籾温湯処理、浸水 種籾を59℃の湯に10分浸けて各種病気の予防をし後、浸水させます
3/31〜5/3  プラウ耕(天地返し)  田の土の上部と深層部を入れ替える耕起方法。当農園では作土層からの放射性物質低減の目的で行いました。    全ほ場 
4/14、21 育苗土箱詰 育苗用の土を箱入れます 山土
4/15、22 播種、育苗開始 箱に入れた土に種籾を播き覆土し、積み重ねて発芽させ、発芽後育苗プールに並べます 山土、EM活性液、純粋木酢、EMセラミクスパウダー 約1300箱
4/28〜  プール育苗  育苗プールに入水し安定的な育苗をします。又、水にはEM活性液、純粋木酢を入れて苗の健全化、phの安定化を計り、期間中3回育苗ボカシで追肥します  EM活性液純粋木酢、育苗用ボカシ   
5/7、8  畦塗り  ほ場の畦を補修し水持ちを良くさせます    ほとんどのほ場 
5/9〜15  資材散布、耕起  資材を散布後耕起、又は散布後代掻き  EMボカシ、米糠、天日塩、パームアッシュ ほとんどのほ場 
5/16〜28  入水  放射性物質対策のため、晩限ギリギリで入水    全ほ場 
5/17〜6/1 代かき 田植えまでに1〜2回代を掻きます EM活性液 全ほ場
5/24〜6/8 田植 疎植で田植します バイオノ有機 全ほ場
6/9〜7/11 除草 期間中1〜3回。自作の機械除草機で田面を撹拌します ほとんどのほ場 
6/10〜8/29 流し込み 期間中6回。取水口から水田に流し入れます EM活性液、光合成細菌、
魚ソリュブル
全ほ場
7/9〜15、8/16 追肥 エンジン付き背負い散布機で散布します バイオノ有機 8/16は一部ほ場
8/6 散布 エンジン付き背負い散布機で散布します 天日塩 全ほ場
8/18 散布 水で希釈し、動力噴霧器で散布します EM木酢液ミックス 一部ほ場
9/13、14 散布 水で希釈して散布します
EM活性液 一部ほ場

2012年の使用資材の説明
太文字が主要資材
資材名 説明 資材名 説明
EM1 乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群、発酵系の糸状菌群、グラム陽性の放線菌群など人間や農業、環境にとって有用な微生物群 木酢液ミックス 酢と焼酎と木酢、にんにく、唐辛子をミックスし、EMで発酵させたもの
EM活性液 EM1に糖蜜、天日塩、水を加え37℃で1週間程拡大培養したもの 山土 育苗時に使用する天然土
糖蜜 砂糖を作る際に出る残糖 純粋木酢 炭を焼く時に出る液体を蒸留したもの
米糠 玄米を精米するときに出る米皮の粉末 魚ソリュブル 魚を煮詰めて煮汁から油成分を抜いたもの
EMボカシ (米糠、魚カス、オカラ、籾殻、天日塩、EM1、糖蜜を密封発酵させたもの 天日塩 海水を天日干してとった塩
魚カス 魚を乾燥させて粉末にしたもの 育苗用ボカシ 米糠、魚カス、家きん等を発酵させた資材
オカラ 豆腐を作るときに出る豆の皮 パームアッシュ パーム椰子を焼いた灰
籾殻 米籾を脱穀するときに出る籾の殻
バイオノ有機 米糠と魚ソリュブルを混ぜてペレット状にした資材
EMセラミックパウダー EMをセラミックに練り込んで焼いて粉末にしたもの
撒布の友 大豆、小麦を原料とした資材
光合成細菌 光合成細菌主体の有用微生物群