当地のあったか汁もの紹介
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はっと汁 |
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はっと汁は当地の郷土料理です。登米市では毎年「はっとフェステバル」がおこなわれ、いろいろなはっとが食べられるイベントもあり、地元の料理として各家庭でよく作る料理なのです。作り方は、粉を捏ねる、丸める、寝かす、ちぎる、鍋に投入する。粉以外の材料は冷蔵庫にある肉や野菜、何でもかまいません。基本はしょうゆ味で、簡単に家にある材料で作れて体が温まります。 |
材料
小麦粉
大根、人参、ジャガイモ、サトイモ、ごぼう、しいたけ、こんにゃく、等お好みの野菜
豚肉または鶏肉
油麩又は油揚げ |
作り方
1、はっとの生地を捏ねる。小麦粉を水を加えて練っていき、耳たぶくらいの硬さになるまで良くこねて、乾かないようにラップや濡れふきんで被って30分ぐらい寝かせておく。
2、大根、人参、ジャガイモ、サトイモ、ごぼう、しいたけ、こんにゃく、豚肉または鶏肉等をかつおと昆布のだし汁で軟らかく煮て、しょうゆ、みりん、酒、塩で味付けをする。油麩(油揚げ)をいれ、そこに捏ねた生地を指でつまんで薄く小さく伸ばして、加熱中の汁の中にどんどん入れて煮る。ネギを加えて、味を調えてできあがり。
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すり身汁 |
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さんまの水揚げで有名な気仙沼港に近い当地、宮城県北部では古くから秋になるとさんまのすり身(ミンチ)が出回ります。これには細かくした骨も入っているのでカルシウムたっぷりの健康食材です。それを卵や薬味を入れて丸め、豆腐やねぎを入れて醤油や味噌で味付けしたシンプルな汁ですがご飯にはよく合います。 |
材料
さんまのすり身(約200g)
・卵 1個
・片栗粉 大さじ 1
・しょうが 少々
・お酒 大さじ2
豆腐 1パック
ねぎ 1/2本
醤油
酒
みりん |
作り方
鍋にお湯を沸かす。
さんまのすり身に卵と片栗粉、しょうがのすりおろし、 酒大さじ2を加えてよく練り合わせ、 沸騰したお湯の中にスプーンですくいながら落としていく。
すり身に火が通ったら醤油、酒、みりんでスープの味を 整えて、豆腐を入れ、薄切りにしたねぎを加える。
一味とうがらしなどお好みでかけてください。 |
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芋のこ汁 |
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里芋が採れる季節になると東北地方では芋煮汁が盛んに作られます。休日には仲間が集まって季節のイベント的に芋煮会が行われたりする事もあります。
この芋煮、東北でも地方が変わると味付けも具も違ってきます。例えば山形では醤油で牛肉。秋田では醤油で鶏肉。ここ宮城では味噌で豚肉といった具合になります。体が温まるので寒い時はありがたい一品です。 |
材料
里芋
お好みの具(ごぼう、人参、
大根、豚肉、こんにゃく 、
しめじ、豆腐、ねぎ 等)
酒
味噌 |
作り方
里芋は皮を向いて軽く下茹でする。
皮をこそげて細く切ったごぼう、乱切りの人参、大根、豚肉、手でちぎったこんにゃくをやわらかく煮て酒を適量加え、下茹でした里 芋を加え、里芋が軟らかくなるまで煮る。
シメジ、豆腐を入れ、味噌を加える。ねぎは最後に入れる。 |
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油麩の味噌汁 |
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これは宮城県北では定番中の定番「油麩」の味噌汁です。お好みの野菜の味噌汁に厚めに輪切りにした油麩を入れます。
油麩は全国的には馴染みが薄いと思いますが最近では「仙台麩」としてご存知の方もあるかもしれません。仙台麩といってもここ登米が本場なのです。油麩は小麦グルテンと小麦粉を練って油で揚げただけの無添加食品です。古くは夏の食材でしたが最近では便利さから季節を問わず使われます。
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登米市中田町佐々木製麩所製造
原材料:小麦粉、グルテン、大豆白絞油 |
作り方
ご家庭のこのみのだし汁にお好きな具と
油麩の輪切りを入れ、やわらかく煮えたら
味噌をといて入れる。
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材料
油麩
お好みの具(ジャガイモ、
春菊、ねぎ、豆腐、白菜、
ごぼう 等々) |
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雑煮 |
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雑煮は地方により様々ですが、ここ宮城県北は、鶏だしの醤油仕立てが一般的です。餅は角で焼きです。 |
材料
焼き餅
鶏肉
大根千切り
人参千切り
凍み豆腐
干し椎茸
セリ
他好みの具
鶏ガラだし
醤油
酒
みりん
等調味料
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作り方
鶏ガラと干し椎茸でだしをとり、材料を煮込み、醤油、調味料で味を調えて、最後に焼いた餅をくぐらせ、少し柔らかくなったら盛り付ける |
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