有機農園ファーミン
 2024年水稲栽培履歴

栽培履歴では、資材の使用に関する作業及び主要作業を中心に記載しました。
作業日 作業名 作業内容/説明 使用資材 備考
前年12月~本年1月  資材散布・耕起  本田に散布し、耕起します 米糠  無施肥圃場以外の圃場 
3月 EMボカシ作り 材料を混ぜて密封してEMで発酵させます 米糠、バイオノ有機、籾殻、EM活性液、天日塩
3月~随時 EM活性液作り  材料を入れてEM培養機で拡大培養します  EM1、糖蜜、天日塩、水 
3月   畦塗り   ほ場の畦を補修し水持ちを良くさせます     
3月~随時 光合成細菌培養  材料を入れて光合成細菌培養器で拡大培養します  EM3、エキタン有機、水 
3月 脱ボウ、風選  自家採取の種籾のノギをとり、選別します     
3月、4月 種籾温湯処理、浸漬 種籾を59℃の湯に10分浸けて各種病気の予防をし後、水に浸漬します
4月 播種、育苗開始 箱に入れた土に種籾を播き覆土し、積み重ねて発芽させ、発芽後育苗プールに並べます 山土、EM活性液、純粋木酢液
4月、5月 プール育苗  育苗プールに入水し安定的な育苗をします。又、水にはEM活性液、純粋木酢を入れて苗の健全化、phの安定化を計り、期間中4回バイオノ有機で追肥します  EM活性液、光合成細菌、純粋木酢液、バイオノ有機 有機育苗分 
4月、5月 折衷育苗  圃場で折衷育苗  EM活性液、光合成細菌、純粋木酢液、米糠 無施肥育苗分 
4月、5月 資材散布・耕起  本田に散布し、後に耕起します  EMボカシ、天日塩 無施肥圃場以外の圃場 
4月 資材散布・耕起  本田に散布し、後に耕起します  米糠  無施肥圃場 
4月、5月  入水  各ほ場順次入水  全圃場
5月、6月 代かき 田植えまでに各ほ場1~4回 EM活性液、光合成細菌 全圃場
5月~8月  流し込み 期間中数回。取水口から水田に流し入れます  EM活性液、光合成細菌  全圃場 
5月、6月 田植 疎植で田植しながら、バイオノ有機を散布します バイオノ有機 無施肥圃場以外の圃場
6月 田植  疎植で田植    無施肥圃場 
6月、7月 除草 期間中1~3回。自作の機械除草機で田面を撹拌します 一部の圃場 
7月
散布 背負動墳で散布します バイオノ有機  一部の圃場
7月  流し込み  取水口から流し込み  エキタン有機  一部の圃場 
9月、10月 稲刈・天日乾燥  バインダーで稲刈りし、稲を杭に掛けて乾燥させます    天日乾燥分
9月、10月 稲刈・低温乾燥 コンバインで刈取り、乾燥機で送風のみで乾燥させます 低温乾燥分
         

 2024年の使用資材の説明

資材名 説明 資材名 説明
EM1 乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群、発酵系の糸状菌群、グラム陽性の放線菌群など人間や農業、環境にとって有用な微生物群 山土 育苗時に使用する天然土
EM活性液 EM1に糖蜜、天日塩、水を加え37℃で1週間程拡大培養したもの 純粋木酢液 炭を焼く時に出る液体を蒸留したもの
糖蜜 砂糖を作る際に出る残糖 エキタン有機 魚を煮詰めて煮汁から油成分を抜いたもの
米糠 玄米を精米するときに出る米皮の粉末 天日塩 海水を天日干してとった塩
EMボカシ 米糠、バイオノ有機、籾殻、天日塩、EM活性液を密封発酵させたもの
籾殻 米籾を脱穀するときに出る籾の殻
バイオノ有機s 米糠と魚ソリュブルを混ぜてペレット状にした資材
光合成細菌(培養液) EM3を培養した光合成細菌主体の有用微生物群