有機農園ファーミン
2008年水稲栽培履歴  
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栽培履歴では、資材の使用に関する作業を中心に記載しました。また、作業の様子はフォトピックスでも紹介しています。
作業日 作業名 作業内容/説明 使用資材 備考
2/19〜3/1 EMボカシ作り 材料を混ぜて密封してEMで発酵させます 米糠、菜種カス、魚カス、オカラ、籾殻、くんたん、EM1、糖蜜、EM活性液、天日塩 5500kg
3/12 種籾温湯処理、塩水選、浸水 種籾を59℃の湯に10分浸けて各種病気の予防をした後、塩水に浸けて浮く籾(不良籾)を取り除きます 天日塩
3/13〜5/2 資材散布、耕起 資材を散布後各圃場2〜3回目の耕起をします EMボカシ、バイオノ有機、天日塩、天然苦土、蛎殻石灰、籾殻、アイデンカルス
4/6、19 育苗土調合 育苗用の資材を混和 山土、育苗用ボカシ、クンタン、EMセラミクスパウダー
4/7、20 播種、育苗開始 調合した土に種籾を播き覆土し、積み重ねて発芽させ、発芽後育苗プールに並べます 山土、EM活性液、純粋木酢 約1100箱
5/6〜9 荒代かき 中浅で荒代かき、雑草を発芽させます EM活性液
4/11〜5/19
4/24〜5/28
プール育苗 育苗プールに入水し安定的な育苗をします。又、水にはEM活性液、魚ソリュブル発酵液、純粋木酢を入れて苗の健全化、phの安定化を計ります EM活性液、魚ソリュブル発酵液(魚の煮汁、EM1、糖蜜を密封発酵)純粋木酢、育苗用ボカシ
5/10〜25 植え代かき 代かきで発生した雑草を埋め込みます EM活性液
5/14〜28 田植え 苗に光合成菌を散布後田植え 光合成菌
5/29〜6/1 籾殻撒布 田植え後に撒布 籾殻 一部圃場
6/2〜7/2 除草 エンジン除草機、手取りで除草 期間中数回
7/8〜7/13 追肥 撒布バケツで撒布 バイオノ有機、EMボカシ、天日塩リンサングアノ
7/16〜8/5 EM活性液流し込 EM活性液を流し込みます EM活性液
7/15 除草 手取りで除草します
8/9〜9/7 免疫活性化 稲を元気にするため噴霧器で水田一面又は周辺部に散布 EM活性液、純粋木酢、にんにく、AL-V、撒布の友 期間中数回
9/30〜10/19 稲刈・棒掛け 稲を刈り、棒に掛け、天日乾燥開始
12/1〜11/15 脱穀 稲から籾を取ります

使用資材の説明
太文字が主要資材
資材名 説明 資材名 説明
EM1 乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群、発酵系の糸状菌群、グラム陽性の放線菌群など人間や農業、環境にとって有用な微生物群 アイデンカルス 嫌気性微生物資材実験田で使用。
EM活性液 EM1に糖蜜、天日塩、水を加え37℃で1週間程拡大培養したもの 山土 育苗時に使用する天然土
糖蜜 砂糖を作る際に出る残糖 純粋木酢 炭を焼く時に出る液体を蒸留したもの
米糠 玄米を精米するときに出る米皮の粉末 魚ソリュブル 魚を煮詰めて煮汁から油成分を抜いたもの
菜種カス 菜種から油を抽出した後の絞りカス 魚ソリュブル発酵液 魚ソリュブルと糖蜜に水を加えEMで発酵させたもの
魚カス 魚を乾燥させて粉末にしたもの 育苗用ボカシ 米糠、魚カス、家きん糞等を発酵させた資材
オカラ 豆腐を作るときに出る豆の皮 光合成菌 光合成菌主体の有用微生物群
籾殻 米籾を脱穀するときに出る籾の殻 EMセラミックパウダー EMをセラミックに練り込んで焼いて粉末にしたもの
くんたん 籾殻をいぶし焼きしたもの リンサングアノ コウモリ、コウモリの糞が数十年〜数百年かけて堆積したもの
天日塩 海水を天日干してとった塩 AL-V 酢と焼酎をミックスした資材
EMボカシ (米糠、菜種カス、魚カス、オカラ、籾殻、くんたん、天日塩、EM1、糖蜜を密封発酵させたものと、(米糠、くんたん、EM1、糖蜜)を密封発酵させたものがあります 撒布の友 大豆、小麦を原料とした資材
バイオノ有機 米糠と魚ソリュブルを混ぜてペレット状にした資材 にんにく にんにくです
天然苦土 マグネシウム含量が多い天然資材
蛎殻石灰 カキの殻を粉砕した資材