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有機農園ファーミン
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有機農園ファーミン
〒987-0611宮城県
登米市中田町浅水
字西川面195
tel: 0220-34-7113
fax: 0220-34-5610
mail: office@farmin.jp

代表:及川正喜
土壌及び稲体、玄米中の放射性物質を検査機関で自主検査しています
 有機農園ファーミンでは、2011年4月8日より土壌、稲体、玄米中の放射性物質を測定し、ご購入者様に情報提供を行っております。このペーシでは2012年産米に関する測定情報を掲載いたします。

各種検査結果
 検査試料  2012年産玄米 2012年の稲体
(根以外)
参考:2011年の玄米の平均値 参考:2011年8月23日の稲体(根以外)
 採取日  2012年10月22日 2012年9月3日 2011年9月28日 2011年8月23日
 採取場所   登米市中田町 登米市中田町宝江 登米市中田町 登米市中田町宝江
 検査日 2012年10月24日 2012年9月4日 2011年10月7日 2011年8月24日
 検査機関 財) 宮城県公衆衛生協会  理研分析センター 財) 宮城県公衆衛生協会 財) 宮城県公衆衛生協会
  検査機器 ゲルマニウム半導体検出器によるガンマー線スペクトロメトリー分析法
 測定量、時間 2000ml、2000秒 2000ml、不明 2000ml、2000秒  2000ml、2000秒 
 放射性ヨウ素I-131  検出せず
検出下限値以下
検出せず 検出せず
検出下限値   (0.6Bq) (0.49Bq) (0.73Bq) (1.2Bq)
 放射性セシウムCs-134 検出せず 検出下限値以下 1.18Bq/1kg 2.8Bq/1kg
検出下限値   (0.6Bq) (0.57Bq) (0.63Bq) (1.5Bq)
 放射性セシウムCs-137 検出せず 0.94 Bq/1kg 1.45Bq/1kg 2.0Bq/1kg
検出下限値   (0.7Bq) (0.51Bq) (0.63Bq) (1.7Bq)
 放射性セシウム
Cs-134 + Cs-137
検出せず
(1.3Bq/1kg未満)
1.51 Bq/1kg以下 2.63Bq/1kg 4.8Bq/1kg
検査証   検査証 検査証 2011年産米に関する検査のページを参照  2011年産米に関する検査のページを参照
 備考 栽培面積の最も多いササニシキを中心にたきたて、つや姫、ひとめぼれ、ササシグレをミックスした玄米 この場合の稲体とは、栽培中の、まだ緑色の稲の根以外の全部で、穂が出ているが米がまだ入っていない状態
稲体のCs134+Cs137の合計値が4.8 Bq/1kgの時、玄米の平均値は2.63Bq/1kgでした稲体の55%の数値 この場合の稲体とは、栽培中の、まだ緑色の稲の根以外の全部で、穂が出ているが米がまだ入っていない状態
※表中の「検出せず」や「検出限界値以下」などの記述は検査機関の表現に準じています。

考察
10月24日に検査した玄米の放射性セシウムの合計は、昨年の玄米の平均値に比べ、2分の1未満(セシウム134、セシウム137の合計の検出限界値1.3Bq/1kg未満)に減少しています。
また、9月4日に検査した稲体の放射性セシウムの合計は、昨年の同程度の成長段階の稲体の数値に比べ、3分の1未満に減少しています。
 
考えられる要因は
、@作土中のセシウムが土に結合して移行量が少なくなったこと。Aセシウム134の半減期は2年と短いので、1年の間に自然減衰したこと。Bプラウ耕(反転耕)によって稲の根の範囲の作土からセシウムが物理的に減少したこと。C水田のセシウムが用水とともに地下に潜り込んだり、外部(河川、海等)に流出とたこと。D栽培用水中のセシウムが減少したこと(水から米へのセシウムの移行率は非常に高いことが、水耕栽培での実験で検証されています)。EEMや光合成細菌による効果(科学的に未解明)等が考えられます。

※検査した試料は、栽培面積の最も多いササニシキを中心に各品種をミックスしたもので、
それぞれの品種や水田ごとに玄米を検査したものではありません。

各種検査結果
 検査試料 水田A土壌
(プラウ耕)
水田B土壌
(プラウ耕)
対比:2011年4月4日の土壌検査 対比:2011年5月7日の土壌検査
 採取日  2012年5月15日  2012年5月15日 2011年4月4日 2011年5月7日
 採取場所  登米市中田町宝江 登米市中田町宝江 登米市中田町浅水 登米市中田町宝江
 検査日 2012年5月18日  2012年5月18日 2011年4月8日 2011年5月10日
 検査機関 小さき花SSS(市民の放射能測定室) 小さき花SSS(市民の放射能測定室) 食環境衛生研究所 同位体研究所
  検査機器  NaI シンチレーション NaI シンチレーション ゲルマニウム ゲルマニウム
 測定時間 1000秒   1000秒 不明 900秒
 放射性ヨウ素 I-131 検出せず 検出せず 137 Bq/1kg 10 Bq/1kg以下
検出限界値  (10Bq) (10Bq) (10Bq) (事実上10Bq)
 放射性セシウムCs-134 24.56 Bq/1kg  29.34 Bq/1kg 66 Bq/1kg 39 Bq/1kg
検出限界値  (10Bq) (10Bq) (10Bq) (事実上10Bq)
 放射性セシウムCs-137 31.71 Bq/1kg  40.78 Bq/1kg 76 Bq/1kg 10 Bq/1kg以下
検出限界値  (10Bq) (10Bq) (10Bq) (事実上10Bq)
 放射性セシウムCs-134 + Cs-137  56.27 Bq/1kg 70.12 Bq/1kg 142 Bq/1kg 49 Bq/1kg以下
検査証  検査データ   検査証  検査証 
 備考 プラウ耕(反転耕)後、田の表面から15cm深までの土  プラウ耕(反転耕)後、田の表面から15cm深までの土 事故後、未耕起の田の表面から15cm深までの土  事故後、未耕起の田の表面から15cm深までの土 。
※注釈2

※注釈2
5/7日採取土壌の検査結果について

セシウムCs-134とセシウムCs-137の検出比率が著しくバランスを欠いている事に気づきました。4/4日採取の土壌及び玄米A〜D、また農水省開示の各地の土壌中セシウム濃度を総合的に見てみますと、事故後間もなくのCs-134とCs-137の比率はCs-137の方がCs-134よりやや多い程度です。
ところが5/7日採取の土壌ではCs-134が39Bq(1kg中)に対しCs-137が10Bq以下となっています。しかしCs-134だけ多く降下したとは考えにくく、存在するが測定上の何らかの原因でCs-137が検出されにくかったと考える方が自然です。
もし、他の検査結果に準じるとすればCs-137は39Bgよりやや多い位と考えられますので、
実際にはCs-134 + Cs-137は78Bqよりやや多い位ではなかったかと推測します。


原発事故発生後からの、当農園の栽培での対策と各種情報

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